アトピー性皮膚炎とは憎悪、寛解を繰り返す、かゆみのある湿疹を主病変とする疾患であり、アトピー性皮膚炎を患う方の多くはアトピー素因を持っています。
アトピー素因とは
①家族歴・既往歴に気管支喘息、アレルギー性鼻炎、結膜炎、アトピー性皮膚炎のうちのいずれか、
あるいは複数の疾患がある、
②IgE抗体を産生しやすい素因をもっている
ということです。
アトピー性皮膚炎はアトピー素因という遺伝的な体質やさまざまな環境因子(悪化アレルゲン、乾燥肌などの皮膚状態)精神的な要素(ストレスなど)が複雑に絡み合って発症します。
臨床経過は大まかに以下のタイプに分けられます。
①乳児期に発症し2歳未満で軽快するタイプ
②乳児期に発症しゆっくり軽快するタイプ
③いったん治癒していた皮疹が思春期以降に再発するタイプ
④5歳以降に初発するタイプ
このように個々人によって多様であることもアトピー性皮膚炎の特徴です。
一般的には加齢とともに数は減少し一部が成人型のアトピー性皮膚炎に移行すると考えられています。
最近の疫学調査では学童の約一割が罹患していると示されており、年齢を重ねるにつれて症状が悪化する傾向にあることです。
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